ユネスコの登録をめざしています
群馬県温泉協会では、群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合、公益財団法人群馬県観光物産国際協会などの関係機関と「群馬県から温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録を実現する会」を組織し、豊かな自然の恵みであり、古くから人々の心身を癒やしてきた、日本固有の世界に誇るべき「温泉文化」を、ユネスコ無形文化遺産に登録するための活動を推進しています。
一般社団法人日本温泉協会に設置された「温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に向けた検討会」(青柳正規座長)は、令和5年7月の「温泉文化に係るユネスコ無形文化遺産への早期登録へ向けた提言(中間取りまとめ)」で、「温泉文化とは、自然の恵みである温泉を通して、心と体を癒やす、日本国民全体の幅広い生活文化である。」と定義付けています。
無形文化遺産の保護に関する条約に基づき登録された、口承による伝統及び表現,芸能,社会的慣習,儀式及び祭礼行事,自然及び万物に関する知識及び慣習,伝統工芸技術といった無形の文化遺産。
我が国では、令和6年1月現在、能楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎など22の無形文化が登録されています。
「条約に定義された『無形文化遺産』を構成すること」、「関係する社会,集団および場合により個人の可能な限り 幅広い参加 および彼らの自由な,事前の説明を受けた上での同意を伴って提案されたものであること」などの、5つの条件があります。
※ユネスコ(国際連合教育科学文化機関、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization U.N.E.S.C.O.)は、諸国民の教育、科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進を目的とした国際連合の専門機関です。
平成30(2018)年12月17日
群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合、公益財団法人群馬県観光物産国際協会などの団体が連携し「温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会」(現「群馬県から温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録を実現する会」)を創設。
令和元(2019)年6月25日
令和元年度一般社団法人日本温泉協会総会に、岡村興太郎常務副会長(群馬県温泉協会会長)から、会員提出議題として『「日本の温泉文化をユネスコ無形文化遺産登録へ」推進協力のお願い』を提出し、日本全国の温泉地が協力して活動していくことが満場一致で決議されました。
令和2(2020)年8月28日
一般社団法人日本温泉協会がホームページで、①「日本の温泉文化をユネスコ無形文化遺産登録へ」の取り組みが群馬県発であること、②群馬県温泉協会では以前からONSENを世界語にして日本の温泉文化を世界に紹介しようと活動してきたこと、③群馬県の温泉は、草津温泉の時間湯(現:伝統湯)や、法師温泉の歴史的建築、伊香保温泉の石段街、四万温泉の温泉街、また万座温泉の山上の温泉など数多くの情緒豊かな温泉文化が営まれていることなどを紹介。
日本の温泉文化をユネスコ無形文化遺産登録へ向けた日本温泉協会の取り組み | 日本温泉協会 (spa.or.jp)
令和3年4月20日
「温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録」に向けての研修会を、温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会が伊香保温泉ビジターセンターで開催
令和3年11月15日~18日
日本温泉科学会第74回大会(会場:草津温泉)が、「富士山、和食、次は温泉」をスローガンに、温泉のユネスコ登録シンポジウムと併せて開催されました。群馬県温泉協会が事務局を務めました。
来賓挨拶 山本一太群馬県知事
黒岩信忠草津町長
講 演 「温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に向けて」
熊倉浩靖 高崎商科大学特任教授
「和食は、何故ユネスコ登録が可能となったのか」
宮田繁幸 文化審議会無形文化遺産部会委員、東京福祉大学特任教授
「古代ローマと日本の温泉文化」
ヤマザキマリ 漫画家、随筆家
「温泉文化と観光の未来」
星野佳路 星野リゾート代表
パネルディスカッション
北橋義明(環境省自然保護局温泉地保護利用推進室長)、宮田昌明(日本温泉気候物理医学会副理事長)、前田眞治(日本温泉科学会会長)、関 豊(日本温泉協会専務理事)、遠閒和弘(温泉ソムリエ協会家元)ほか
令和4年8月~
県内3か所で地域別勉強会を開催しました。
令和4年8月31日
安中地域 会場:磯部温泉磯部ガーデン
令和4年10月3日
吾妻地域 会場:草津町商工会
令和4年10月11日
利根・沼田地域 会場:沼田市役所
令和4年12月
「温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会」を開催
名称を「群馬県から温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録を実現する会」に改称
令和5年4月~11月
「群馬県から温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録を実現する会」で、早期の登録推薦を要望する署名活動を、各地の観光協会、温泉旅館ホテル、県内企業、郵便局等のご協力をいただき実施し、わずか半年間で、1万5千を越える署名をいただきました。
令和5年11月17日に日本温泉協会に署名簿を提出しました。
令和6年6月6日
温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進に関し、全国的な機運醸成が加速する中で、群馬県内における取り組みと連携を強化するため、「群馬県から温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録を実現する会」総会を開催
令和6年9月~
温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に向けて、温泉関係者や行政機関だけでなく、広く県民を巻き込んだ機運醸成事業の一環として、会社経営者や専門職の方々にご理解いただくため、群馬県から委託を受け、地域のロータリークラブ・ライオンズクラブの例会にお伺いし、「温泉文化に関する出前講座」を実施。
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